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榛原誌

榛原トリコの日々のクロッキー。

4月8日

猫は11歳になった。娘がなんども笑顔でおめでとうと言って猫の額に手を押し付ける。

 

まだ歯が少し痛むという娘を連れて、前から気になっていたファンシーな子ども向けの歯科医院へ。

娘、はじめての歯医者。歯科助手の人は皆幼稚園の先生のようだった。

ナーバスだった娘、キッズルームで遊び、診察席までの道のりでは人形を探し、席につけばモニター画面ではディズニーアニメが流れており、しかも結局虫歯ではなく治療の必要なしということで診察台を降り、ごほうびとしてガチャガチャを回せる仕組みに娘はすっかり「また歯医者に行きたい」などと言うのであった(娘、はじめてのガチャ体験)。

下の歯が少しぐらぐらし始めているので、大人の歯が準備している影響なのかも、と言われた瞬間、娘の顔がパーっと晴れ、最近歯の隙間が大きくなってきていることも、葉もの野菜がはさまると言って文句ばかり言っていたのだが、それが生え変わりの準備がとても順調なことだとわかると急に嬉しそうになり、歯が抜けることを楽しみにしている娘は、「抜けたらどこから空に投げる?」と気の早いことを言っていた。

 

夕飯は、娘が味噌汁を作ってくれた。

具は私が葱と油揚げを刻み、出汁を雪平鍋に入れて、味噌を適当な量出してあげて、あとは火をつけるところから娘がやった。ちゃんと味見をして、「もう少し味噌を足そう」などと丁寧に作った味噌汁は、びっくりするほどおいしかった。

味噌汁にあまり興味がない私よりも、味噌汁が大好きな娘が作ったほうがずっとおいしいものが出来上がったのだった。

「おいしい和食のお店の味噌汁みたい!私が作るより美味しい!」と褒めたら、娘は変な笑い声をたて、「はずかしくて笑いが止まらない」と言っていた。